良い汗と悪い汗
今日も関東は暑くなるみたいですね!
先週汗腺についてお話させて頂きました。
今日は汗腺からでている汗について!
良い汗と悪い汗がある
みなさんはどんな汗をかきますか??
・大量にかく
・あまりかかない
・サラサラしている
・ベトベトしている
・すぐ臭くなる
同じ汗なのになぜこんなに違うんでしょう??
前回お話した、エクリン汗腺とアポクリン腺からでてくる汗の違いももちろんあります!
でもそれだけではないんです!
ミネラルの再吸収
身体にある体液、水分のほとんどは全て血液が原料となって作られているんです!
もちろん汗の原料も血液!!
つまり身体にとって汗はとても大切な水分なんですね。
必要最低限しか出したくないんです。
血液には栄養素・老廃物・ミネラル成分なども一緒に流れています♬
体温調整などの役割の為に、自分を守る為に、せっせと汗を出してくれているのですが、
ちょっとありえないけど笑!血液成分(栄養素だけでなく、血漿や赤血球・白血球など)も全て出てきてしまったら大変なことになりますよね?
死んじゃいます!
身体を一定に保つ為に必要なミネラルを、血管から流れて、 汗として出て行ってしまわないようにする機能が身体にはあるんです!
このことを「ミネラルの再吸収」といいます。
身体の機能って本当にすごいですねぇ(*´ `*)
良い汗
エクリン汗腺は身体のほぼ全体にある汗腺です。ここから出る汗は99%が水分!
これは、ミネラルの再吸収が正常に機能していて、水分のみが排出されている場合です!
ほぼ水分なので、
・サラッとしている
・肌の表面ですぐに蒸発する
・小粒の汗
必要最低限の少ない量でもしっかりと体温調整ができるわけです!!
確かに赤ちゃんも大量に汗をかきますが、サラサラでベタつくことはないですよね。
大人になるにつれて、生活習慣や体質が変化していくことによって、汗腺も鈍くなってしまうんですね( •́ε•̀ )
悪い汗
単純に
・エクリン汗腺がさらさらの水分=良い汗
・アポクリン腺がにおいの汗=悪い汗
と思いがちですが、関係ありません!
エクリン汗腺からでていても、質が悪い汗であればにおいのもとになります。
悪い汗=ミネラルの再吸収が上手く機能していない
つまり、本当は出したくないミネラルまで一緒に排出されてしまっているので
・ベタベタする
・においがする
・大粒の汗
・蒸発しにくい
・必要以上に大量にかく(体温調整の必要もないのに)
汗を沢山かけば健康的というわけではなくて、汗の質が大事なんですね♬
大量に汗をかく方は、もしかしたら汗腺が正常に働けていなくて、いつまでたっても体温調整ができずに、必要な水分を出し続けている可能性があります!
かといって、全くかかない方が良いというわけでもありません。
しっかりと水分をとって身体に新しい水をいれること。
その分の古い水分をしっかり外に出すこと。
こうやって身体は一瞬一瞬生まれ変わっています!
においのもと
アポクリン汗腺からは、脂質やホルモン、アンモニアや尿素を出します。
でも、元にはなるのですが、これ自体ににおいはないんです!
①汗として肌表面にでてきた水分の脂質・タンパク質が酸化する
②常在菌(もともと人の身体に生息している菌)が繁殖する
③一緒に分解されていくことでにおいが発生する
ちょうど常在菌達が活動をし始めてから1〜2時間でにおいに変わると言われています!!
サラッとした水分だけの汗だったら勝手に蒸発してくれるのでいいのですが、脂質やホルモンが出ないわけにはいきませんよね。
肌表面にいてくれる常在菌も、身体にとって必要な存在です。
まずはご自身の汗の状態を確認してみてください!!
来週、におい対策・いい汗にする方法をお伝えしたいと思います!
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